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働くということ (講談社現代新書 (648))
働くということ (講談社現代新書 (648))
 ともすると、文学的思索のみの、現実を知らない空論、と思ってしまいがちですが、15年間の自らの労働体験を通じて、作家としての表現力を持って書いた、という作品ですので、中高生にでもわかる簡明な表現ながら、労働体験を重ねた大人にとっても、繰り返しの味読に耐える本となっています。
 著者の主張をひとことで要約すると、労働をめぐる環境はむしろ「疎外」に近いが、労働は自己実現の手段として肯定的に考えよう、というわかりやすいものです。最近の、雇用状況の不安定化、流動化は、むしろ財閥系大企業に限らず一般的にみられた、厳しい労働管理を緩和する方向で動いているようにも見えますが、だからといって本書の価値が損なわれる、ということはないように思われます。
 まだ働いたことのない学生から、社会人として経験を重ねた大人にまで広く推薦できる本だと思います。




老いるということ (講談社現代新書)
老いるということ (講談社現代新書)
 急速かつ確実に高齢化社会に向かっているせいか、老後の過ごし方やアンチエイジング、はては老人の性やお金の増やし方まで、老人・老後をテーマとする本は数多く出版されており玉石混淆の態をなす。そんな中で、本書は小著で平易な語り口(元はNHKラジオ講座テキスト)ながら、じっくりと読ませ考えさせられる本である。
 本書は70代半ばの著者が、古今東西の文芸作品や映画、演劇を素材に「老いるとはどういうことか」について考察したもので、素材として選ばれた14作品はそれぞれに興味深い(中でもキケロ「老人について」、戯曲「ドライビング・ミス・デイジー」、耕治人の晩年の作品は、原著に当たりたくなる)。医学・医療の進歩で長く生かされ、美しく老いることが難しい時代に、これらの作品から、夫婦で年齢を重ねることや老いてこそ見えてくるもの、老人間の友情、近づく死の不安等について、著者自身の人生経験や小説家としての洞察力を踏まえて、静かに丁寧に説いている。
 著者によれば、「老いは突然に訪れるものではなく、そこまで生きてきた結果として徐々に姿を現す(過去からの連続)」「老いることは生き続けること(死ぬまでの現在進行形)」であり、老いの一般論は成り立ち難いとある。前期高齢者突入目前の評者にとって、自分の老いを肯定し受け入れ、気負わず自然体で老いて行こうと心安らぐ思いを得た。






ゆうべ 黒井千次 が夢枕にたたれてこうおっしゃったッ・・・!


バラエティ番組や映画、歌などマルチに活躍する人気アイドル 黒井千次。セブ島で撮影した今作品は2作目となる。
今後の目標として「演技のレッスンをしているので、ドラマや映画に出てみたい」と話した。

ふむう~。それならばぜひこの言葉を贈りたいと思います。。

『 眠い人が眠るように、瀕死の人は死を必要としているのです。抵抗が間違いで無駄だというときが、いずれきますよ。 』( サルバドール・ダリ )

なんだか納得。

家庭教師ー『テル』ー中学受験国語専科
黒井千次『星からの?通話』から「子供のいる駅」. 東京の郊外にあるテルの学校では、生徒の半数以上が電車通学やバス通学であっ. た。バスの場合はそれほどでもなかったが、テルには薄水色の電車の定期券なんと. もがうらやましくてならなかった。 ...

第139回 芥川賞が決定した
2007年現在の選考委員は池澤夏樹、石原慎太郎、小川洋子、川上弘美、黒井千次、高樹のぶ子、宮本輝、村上龍、山田詠美の9名。選考会は、料亭『新喜楽』の1階で行われる(直木賞選考会は2階)。受賞者の記者会見と、その一ヵ月後の授賞式はともに東京會舘 ...

[ほん・どくしょ] 芥川賞:選考委員・石原慎太郎
また、芥川賞選考委員(池澤夏樹・石原慎太郎・小川洋子・川上弘美・黒井千次・高樹のぶ子・宮本輝・村上龍・山田詠美)の講評として、高樹のぶ子は次のように述べている。 【芥川賞講評】「作者の国籍、勘案材料では ...

『働くということ』黒井 千次
15年におけるサラリーマン生活から芥川賞を受賞して作家になった黒井千次による仕事論。 15年間も日本のメーカーに勤めていただけあって、 視点が非常に実際の会社員に近く共感できる部分が多数ありました。 中でも、現代の会社員は日々のルーチーンから ...

ずっと面白い
「本との出会い、人との遭遇」堀切直人、「編集とはどのような仕事か」鷲尾賢也、「編集者諸君」嵐山光三郎、「編集者の学校」講談社WEB現代、「働くということ」黒井千次、「妻との修復」嵐山光三郎、「人ったらし」亀和田武、「調べる技術、書く技術」 ...

名短篇、ここにあり / 北村薫・宮部みゆき編 [書評]
半村良、黒井千次、小松左京、城山三郎、吉村昭、吉行淳之介、山口瞳、多岐川恭、戸板康二、松本清張、井上靖、そして円地文子と、眩暈すら覚えそうな大御所がずらりと並んでいる。 もっとも巷間からは、『名短篇、ここにあり』という口上めいた ...

リアンクール(笑
芥川賞選考委員 黒井千次 第097回(1987)~ 池沢夏樹 第114回(1995)~ 石原慎太郎 第114回(1995)~ 宮本輝 第114回(1995)~ 村上龍 第123回(2000)~ 高樹のぶ子 第126回(2001)~ 山田詠美 第129回(2003)~ 小川洋子 第137回(2007)~ ...

6月の本
黒井千次の2冊今月は読み応えのある本に巡り会いました。『日の砦(黒井千次、講談社2004年)』と同じく黒井千次氏の『一日 夢の柵(講談社 2006年)』です。どちらも定年退職した男を主人公とした連作短編で、前者の帯には「郊外で暮らす男の日常と、 ...

2008年07月13日に読んだマンガ。 渡辺航、私屋カオル。
黒井千次。 2008年05月19日に読んだマンガ。 OKAMA。 2008年05月16日に読んだマンガ。 末次由紀。 2008年05月18日に読んだマンガ。 岡崎二郎、たなか亜希夫、デビッド・宮原、宇仁田ゆみ、森下裕美; 2008年05月18日に読んだ本。 岡田斗司夫、秋山瑞人。 ...

この人の本を読んでいると、あの人が(その3)
思いだすと、「1984年と広告」というテーマで、『広告批評』の天野祐吉さん、「1984年と日本企業」で黒井千次さん、「1984年と政治」で小田実さんをインタビューしたのである。 三人だけということはなかったと思う。だが、三人しか思い出せない。 ...

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モーガン・フリーマン 黒井千次 谷澤恵里香